人と社風

営業として組織づくりとエンジニアに向き合う。「離れても戻りたくなる会社」を目指して

佐藤 新之介

営業本部 営業部 2課 課長

2023年 中途入社/営業

コロナ禍をきっかけに公務員から営業志望へ

大学時代は法学部で学び、卒業後は公務員を目指して予備校に通っていました。しかしコロナ禍の影響で採用試験が延期となり、モチベーションを維持できず、キャリアについて考え直すことに。翌年の受験も検討しつつ、民間企業への就職にも目を向けるようになりました。

就職活動では、奨学金の返済を早く終わらせたいという思いと、「若いうちにできる限り頑張りたい」という気持ちから、営業職を選びました。土日休みか、頑張りが収入に反映される環境か、という点も重視していました。

最終的に新卒の就職先として選んだのは、ソシアスの前に勤務していた別のSES企業です。規模としては150名ほどで、営業として約100名のエンジニアを担当していました。

組織課題に直面し「このままでは成長できない」と感じた

前職は、良くも悪くも「何でも自分たちでやっていく」という雰囲気のある会社でした。ルールや制度が整っていないからこそ、チャレンジの自由度が高く、仕組みを自ら整える経験ができたことは良かったと感じています。しかし、短期的な対応が優先されてしまい、長期的な視点での仕組み化や改善がなかなか進まないというジレンマもありました。

特に印象的だったのは、2022年に営業メンバーの半数が離職してしまったことです。社員の定着はそれ以前から課題だと感じていましたが、そのタイミングで一気に表面化したのだと思います。「ちゃんと組織を整えておけば、こうならなかったのでは」という気持ちが強く、営業として成長の停滞も感じていたことから、自分も退職することを考え始めました。

ソシアスからのスカウトで転職を決意

そんな折、当時の取引先だったソシアスの営業の方と役員、社長からお誘いを受けました。一度はお断りしたものの、前職で体調を崩したことをきっかけに転職を決意しました。偶然ではありましたが、声をかけてもらったタイミングが良く、ご縁を感じて入社に至りました。

入社して一番驚いたのは、営業ではなくエンジニアが上司としてエンジニアのマネジメントをしている点です。前職のSESでは、エンジニアの技術的なフォローや管理を全て営業が担っていましたが、ソシアスではエンジニアの育成や評価を全て同じエンジニアが担当するため、メンバー視点だと本当の意味で寄り添った対応がしてもらえているのではと思います。

上司や仲間との距離が近く、チャレンジも相談もしやすい

ソシアスの良さは、何より「社内の人との距離の近さ」にあります。営業部も課ごとに組織が分かれているため、同僚や上司との距離がとても近く、風通しの良い雰囲気です。

新しいことに挑戦したいときは、自分から上司に提案して説明すれば、前向きに受け止めてもらえます。また、上司に仕事の相談をすると、自分では気づけなかった視点からアドバイスをもらえることが多く、それによって多角的に物事を考えられるようになると感じています。

帰社日などに、エンジニアと顔を合わせる機会もあります。営業としても、エンジニアと日常的にコミュニケーションを取ることを意識しており、帰社した際にはできるだけ声をかけるようにしています。エンジニアが「会社に所属している実感」を持てるよう、日々のちょっとしたやりとりを大事にしています。

エンジニアは「売上のための商品」ではない

ソシアスと前職との大きな違いは、「エンジニアをどう見ているか」という視点ではないかと思います。前職だとエンジニアは「売上のための商品」として扱われている部分があったことは否めません。しかしソシアスでは、エンジニア一人ひとりのキャリアや志向に向き合って案件のアサインを決めています。

もちろん、ビジネスとして売上も大事にしていますが、エンジニアファーストな考えが深く浸透しており、バランスの取れた環境だと思います。

トラブルは見逃さず、改善に向けて伴走する

現場で最もよく起きるトラブルは、ビジネスマナーに関わるものです。たとえば、遅刻や無断欠勤といった社会人としての基本的な部分ですね。ソシアスには真面目なメンバーが多いため、こうした「もったいないミス」は、より目立ちやすくなってしまいます。

勤怠の乱れについてお客様から指摘が入るときは、すでに状況が深刻になっているケースがほとんどです。まずは、なぜそのような状態になっているのかをヒアリングし、根本的な原因を突き止めた上で、エンジニアに対して最適な改善策を提案・指導します。

一度のミスは誰にでもあることですが、問題はその後の行動です。改善の意思が見られない場合には、厳しく指摘することもあります。

活躍できるのは課題にしっかり向き合える人

ソシアスで活躍できるのは「課題を見つけて、自分ごととして解決に取り組める人」だと思います。課題に直面したときに、誰かのせいにせず、常に自分が変わるという意識で向き合うことが重要です。

自分だけでなく周囲のことを考えられる人もマッチすると思います。エンジニアでも営業でも、難しい状況で「まずは一緒にやってみよう」と取り組める人は、どんなレベルからでも成長して、結果を出している印象です。

逆に、「一人でやりたい」「自分さえよければいい」といった考え方の人は、ソシアスにはあまり向いていないかもしれません。

ソシアスの営業組織は変革フェーズにある

近頃、営業組織の変化を強く感じています。以前は「個人の成果を優先にする」「短期的な利益を重視する」といった風潮がありましたが、現在はチームで成果を上げようとする意識が高まっており、協力的な雰囲気が生まれています。

一方で、教育体制には課題もあります。これまでは「できる人を前提とした育成」が中心でしたが、今後は未経験者も受け入れられる仕組みづくりが必要だと思っています。変革の途上にあるからこそ、新しく入ってくる仲間に期待しています。

たとえ離職しても「また戻ってきたくなる会社」を目指して

ソシアスはこれまでリファラル採用が中心で、「仲間の集まり」のような会社として成長してきましたが、現在はより強固な「組織」へと移行している最中です。

組織フェーズの過渡期特有の変化スピードやギャップに戸惑う人もいるかもしれませんが、誰もが周囲を思いやりながら動くことができれば、大きな問題にはならないと考えています。

個人的には、たとえ一度離職したとしても「また戻ってきたいと思える会社」であることが大切だと思っています。自分自身も、仮に周りで去ってしまう仲間がいたとしても、また戻ってきたいと思ってもらえるような環境づくりを努めていきたいです。

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充実した研修とサポート体制があり、未経験からでも安心して成長できます。
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