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谷田 光
SES事業本部 第7システム部 3課 課長
2022年 中途入社(未経験)/エンジニア
フィンランドでの挑戦、そして転機となった怪我
大学卒業後、プロサッカー選手を目指し、フィンランドのクラブチームに入団しました。サッカーに専念できる環境を求めて日本を飛び出し、夢だったプロとしてのキャリアをスタートさせました。
しかし、予期せぬアクシデントが訪れました。前十字靭帯を断裂する大怪我を負い、選手生命を揺るがす状況になってしまったんです。復帰には長い時間と強い覚悟が必要だと感じ、「ひとまずサッカーから離れよう」と、自分の中で区切りをつけました。
帰国後はすぐに就職活動を開始しました。「サッカーは趣味として続けられる。でも、働く場所はしっかり見つけなければならない」と考え、必死に情報を集めました。
引退後、別のプロになる道を選択
情報を集めるうちに、「技術が身につく」そして「将来性がある」仕事が良いなと考えるようになり、自然とIT業界に興味を持つようになりました。
サッカーしかやってこなかった自分にとって、次の道を選ぶのは簡単ではありませんでしたが、エンジニアなら手に職がつくし、何よりも「引退」がない。そう考えたとき、ようやく前向きに転職活動に臨めるようになりました。
数あるIT企業の中でソシアスを選んだ理由は、面接での印象です。一般的な企業は良い面ばかりをアピールしがちなイメージだったのですが、ソシアスは自社の課題についても包み隠さず話してくれて、その正直さに信頼感を覚えました。
「仲間」や「つながり」といった、少し照れくさい言葉を堂々と語る社風にも惹かれました。加えて、未経験からエンジニアを目指す自分にとって、研修や育成制度がしっかり整っていたことも安心できる要素でした。
心地よい距離感の職場で新しい挑戦へ
入社してまず感じたのは、人との距離感の近さです。上司や先輩との壁がほとんどなく、気軽に話しかけられる雰囲気があります。明るい方が多く、相談もしやすいので、安心して日々の業務に取り組めています。
現在はサーバーの運用保守を担当しています。たとえば、システムが安定して動くよう定期的なメンテナンスを行ったり、新しい設定を追加したり、不要になった機能を整理するといった作業です。こうした作業を通して、お客様のシステムを安全かつ快適に使える状態に保っています。
サッカー選手時代とは全く異なる分野の仕事ですが、毎日新しい知識を得ながら、少しずつスキルが身についていることを実感しています。
「一歩先を見据える」エンジニアへと成長
仕事の中では、もちろん苦労する場面もあります。特に印象に残っているのは、オンラインでの確認作業です。確認する相手も多くのタスクを抱えているため、質問してもすぐに返事がもらえないことがありました。そんなときは、別の会議で担当者に直接会えるときに確認するなど、コミュニケーションのタイミングや方法をうまく工夫して乗り越えました。
入社当初は、ITについてよくわかっておらず、ただ言われた通りに業務をこなすだけになってしまっていた時期もありました。
しかし現在は、常に一歩先を見て行動できるようになりつつあります。運用保守の作業では、初めて経験する内容だとつまづくこともありますが、事前に手順書を作って問題なく完了できたときや、2回目の挑戦でスムーズにできたときには大きな達成感があります。
サッカーで培った力が、ITの現場で生きる
スポーツ選手としての経験とITの仕事は、一見関係がなさそうに見えるかもしれません。ですが実際に働いてみると、サッカーで培った経験が役立つ場面は意外と多いと感じます。
新しいことをどんどん身につけていくのは、サッカーの練習のときと同じ感覚です。さらに、サッカーを通して養った忍耐力やコミュニケーション能力、報連相の習慣も今の仕事に活きていると感じます。
現在のお客様先は仕事量が比較的多めですが、忙しい中でもお客様先での業務と、ソシアス社内の課長としての業務を並行してこなせているのは、サッカーを長く続けて培った忍耐力があるからこそだと思います。
今でもサッカーは、欠かせない人生の一部
怪我をした当時は本当に辛かったですが、その経験を通じて気持ちの整理がついたように思います。今では「仕事をしながら、たまにサッカーができれば十分」と感じています。
実際、現在も社会人サッカーを続けています。趣味の域は超えているかもしれませんが(笑)。やはりサッカーが好きだと改めて実感しており、私にとって大切なものだという気持ちは変わりません。
最近は課長としてメンバーのマネジメントも担当しています。管理職になってからは、マネジメント力や人前で発表する力が身についたと感じています。
これからは、自分の技術を磨くだけでなく、人を支える立場としてチームをまとめ、案件全体を管理できるエンジニアを目指していきたいと思います。