ソシアスは、「未経験や新卒からエンジニアを育てることも会社の重要な責務の一つ」と考えて、研修制度やスキルアップ支援に力を入れています。
新入社員研修
入社後1か月間は、ソシアスのオフィスにて集合形式の研修を行います。対象となるのは、主に新卒の方、エンジニア未経験の方、社会人経験が浅い方です。
お客様先に配属される前に、IT技術の基礎、ビジネスマナーをしっかり身につけておくことで、業務がスタートする際の不安をできるだけ取り除きます。 新入社員研修を担当するのは、選考にも関わっている人事の社員が中心で、入社前から何度も顔を合わせているため、何でも話しやすく安心です。
新入社員研修のカリキュラムは、主に技術研修・ビジネスマナー研修・面談対策の3つに分かれます。
技術研修
現場で活躍していたエンジニアの社員が講師を担当します。研修期間中は同じ講師が継続して対応するため、わからないことはすぐに相談できます。研修内容は、座学でITの基本を学ぶパートと、実際に近い環境で手を動かしながら学ぶ実践パートに分かれます。未経験からでも無理なく学べるよう、PCの基本操作から順を追って進めていきます。
技術研修で学ぶこと(一例)
- エンジニアとしての心得
- PCの基本操作
- ITエンジニアの基礎知識(ハードウェア・ネットワーク・ストレージ・OSの基礎など)
- Microsoft Office製品の基礎知識・操作方法
- タイピング練習
- キッティング研修
- Linux研修(仮想マシンを使用して課題に取り組む)
- Windowsサーバー研修(仮想マシンを使用して課題に取り組む)
その他に、研修中に学習内容の復習や資格取得のための自習時間があります。後半には、習熟度テストや、データセンターの見学などもあります。
ビジネスマナー研修
インフラエンジニアの仕事はチームで進めることが多いため、最低限のビジネスマナーやコミュニケーションスキルが必要です。研修では、現場で求められる実践的なマナーや振る舞いについて学びます。
ビジネスマナー研修で学ぶこと(一例)
- 社会人としての心得
- ビジネスマナー
- 報連相・ビジネスのメールの送り方
- 話し方について
- レジリエンス(困難を乗り越え回復する力)について
お客様との面談対策
技術・ビジネスマナー研修に加えて、営業と共にお客様との面談に向けた準備も実施します。スキルシートの作成・添削のほか、面談で話す内容の整理、模擬面談(対面・Web両方)などを行います。
お客様との面談についての詳細は、以下のページもご覧ください。
社内勉強会
ソシアスでは、お客様先への配属後もスキルアップの機会が得られるよう、月に4回の社内勉強会を開催しています。元々は有志のエンジニアたちが始めた取り組みでしたが、「もっと多くのメンバーが学べる場にしたい」という声を受け、数年前に正式に制度として整備されました。参加は自由ですが、興味のある分野の学びを深められる場として、多くのメンバーが参加しています。


勉強会の参加方法と運営体制
勉強会は主に業務後に開催され、終了後には懇親会が行われることが多いです。
- 開催頻度:月に4回
- 開催時間:通常の業務が終了した後に開始し、20:30頃に終了
- 開催形式:対面(ソシアスの本社オフィス)またはオンライン
- 参加者の募集方法:LINE WORKSを通じて、全社に周知
勉強会の種類と内容
未経験・初級者向け勉強会
新入社員研修を担当する講師が中心となり、月に2回実施しています。Excelや、初級者が目指すことの多い資格取得のための勉強など、基本的な内容を扱います。
未経験・初級者向けの勉強会は、夕食を取りながら進めます。参加費は無料のため、食事を楽しみに参加する若手社員もいます。勉強会中はノンアルコールですが、終了後はお酒を飲んでもOKです。
業務終了後に同期と待ち合わせて一緒に参加する社員もいれば、技術を理解するために営業の社員が参加することもあり、ソシアスのエンジニア同士や他部署の社員との交流の場にもなっています。
進行状況によって、21時頃まで延長となる場合もありますが、カジュアルな雰囲気なので気軽に参加できます。
中級〜上級者向け勉強会
月に2回開催されます。中級〜上級者向け勉強会の運営メンバーは、部長の推薦または社員の手上げ制で選ばれます。受託チームなど、社内でもスキルの高いエンジニアが中心となって実施します。
テーマはインフラの設計やクラウド、セキュリティについてなど、より実務に直結する内容を多く扱います。どの回も大人気で、募集後すぐに定員が埋まってしまうこともあります。仮想環境を使った実機演習も行うため、勉強会の間は集中して取り組み、終了後に参加者同士で食事をすることが多いです。
勉強会のテーマ設定や資料作成、仮想環境の準備などが必要なため、勉強会の企画や運営に関わる社員には運営手当が支給されます。
資格の取得について
ソシアスでは、現場ですぐに役立つスキルや、キャリアアップの武器を身につけるために、資格取得に励むエンジニアが多くいます。
資格を取得すると人事評価においても加点対象となるため、自然な昇給を待つよりも早く給与を上げられるケースもあります。中には、資格手当だけで月に数万円の収入がプラスになっている社員もいます。
評価対象となる資格
評価の対象となる資格は、一覧として社内に公開しています。現在、約40種類が手当・補助制度の対象で、社員は「どの資格を取得すると、どれくらい評価されるか」を確認できます。
加点や手当額は、資格の内容や難易度に応じて設定しています。対象となる資格や手当の金額は、実用性やトレンドにも合わせて随時見直しています。
手当の支給方式としては、できるだけ多くの社員に取得してほしい資格は毎月の手当として、現場での実務に直結しやすい資格は一時金として、取得後にまとまった額を支給しています。
未経験者が挑戦することの多い資格(一例)
- 基本情報技術者試験
- LinuC
- LPIC
- CCNA
経験者が挑戦することの多い資格(一例)
- 高度情報処理技術者試験(プロジェクトマネージャ試験、システム監査技術者試験など)
資格の受験費用も会社が負担
指定された資格については、受験費用を1回まで会社が全額負担します。「この資格を取りたい」「一覧に加えてほしい」といった社員の要望があれば、確認の上、新たに対象として追加されることもあります。自発的な学びを後押しするため、社員の声は柔軟に取り入れるようにしています。
外部研修
eラーニングサービス「SEカレッジ」を会社で契約しており、社員は無料で利用できます。PCだけでなくスマホからもアクセス可能で、好きな時間に好きな場所で学習できます。
管理職や幹部層向けには、コーチングやマネジメントに関する外部の研修・コンサルティングも導入しています。これらは組織の強化を目的としているため、基本的に業務時間内に実施します。「この分野を学びたい」と社員から提案があれば、内容次第で会社が費用を負担するケースもあります。